1.ADRの存在意義

 

外国人の子供達のイラスト「世界の少年少女」現代社会では,価値観の多様化、グローバル化とともに,様々な背景をもつ人との交流をせざるを得ない状況になっています。背景が異なる者同士が交流することで、時には紛争が起こることもあります。

個々人がもっている背景を尊重しながら紛争を解決するには,これまでの裁判や調停のように第三者が解決方法を提示するのではなく,対話を通じてお互いの考えを理解し,お互いにとって最適な解決を見出すことが求められます。

私たちの目指すADRは,対話を通じた紛争解決方法であり,こうした社会変化に対し柔軟な対応力を持った紛争解決メニューです。

 

 

2.わたしたちの考え

紛争が起きた時に,裁判所以外にも多様な紛争解決の選択肢が存在し,当事者自らが紛争解決に立ち上がることができること,そして当事者による対話と意思決定過程を支援できる専門家が存在すること,それが成熟した市民社会であり,私的自治の浸透した姿である,とわたしたちは考えます。

その実現に向け,わたしたちは法律家として紛争解決手段の1つであるADRの発展,そしてその質の維持に継続的に取り組んでいます。

実現に向けた具体的な方策として,①紛争解決を支援できる人材育成,②司法書士に対する広報活動であると考えます。

トレーニングでの人材育成や,HPなどを活用した広報活動を継続的に行うことで,司法書士を通じて,多くの方々がADRを当たり前に利用できるようになる土台作りを行っています。